2週続きの大雪
先週は2週続きの大雪でした。予報では先々週の雪より少ないということだったのですが、実際はもっと大量の雪が降りました。さらに悪いことには、前の雪はサラサラの軽い雪だったのに対して、今回の雪は水っぽい重い雪だったですね。
そのせいで街路樹に大きな被害が出ました。我が家の近くの遊歩道の桜の木も、太い枝が元近くから折れてしまいました。蕾も膨らんできていたのに。。。
新宿の欅の並木もそこらじゅうに折れた枝が転がっていました。細い枝ばかりではなく、太い枝もかなりやられていました。芽吹いていない欅はまだいい方で、葉をいっぱいにつけていた楠はもっと悲惨な状況でした。新宿中央公園にある、ソメイヨシノより一足早く咲く可憐な桜の木は、根こそぎ倒されてしまいました。真っ二つに裂けてしまった木もあります。こんなこと初めてですね。
いろいろな所でたくさんの人々が雪で孤立してしまいました。1週間たってもまだ孤立状態から脱け出せない方々もいらっしゃるようです。私が以前増改築をした小淵沢(北杜市・山梨県)のお宅も孤立状態になってしまいました。幹線道路から林の中にちょっと入ったところにあるため、ほとんど家から出られない状態になってしまったようです。
一応パントリーを設けてあるので食料は少々あったのですが、プロパンガスの地域なので熱源としてのガスがなくなってしまうことが一番の恐怖だったようです。電気はつながっていましたが、もし停電になっていたらと考えると恐ろしいです。
幸い数日後に、増改築の工事をしてくれた大工さんがブルドーザーで白馬から駆けつけてくれて、道をつけてくれました。工事の時もとてもいい仕事をしてくれた大工さんで、とても感謝しています。
そう言えば、大工の棟梁って昔はこういうものでしたよね。何かあると真っ先に駆けつけてくれる、とても頼りになる存在でした。思い出しました。
今回の大雪でもうひとつ問題だと思ったのは、こんなに大変な状況であったにもかかわらず、それがほとんどすぐには大きなメディアで報道されなかったことです。TwitterやFacebookでたくさんのツイートやメッセージが投稿されているのに、メディアでほとんど取り上げられていないのは異常だと思いました。私が小淵沢のお宅の状況を知ったのもFacebookに投稿されたメッセージからでした。
上杉隆さんが、ソチオリンピックのせいだと書いていましたが、確かにTVではオリンピックばかりだったような印象があります。なんか国民の目をそらせているのではないかと、うがった見方をしたくなるような感じでした。
同じようなことが大雪に関してだけではなく、ウクライナやタイで大変なことが起きているのに、あまり報道されていないことでも感じました。私はAFPのニュースをスマートフォンで見ていますが、そこでももちろんオリンピックに関する報道もありますが、トップニュースはウクライナの状況でした。臨場感あふれるたくさんの写真も随時流れてきました。
私は今はほとんどの情報をネットから得ています。我が国の大きなメディアはやはりなんか変だと思うのですね。ネットにはゴミのような情報や誤った情報、悪意ある情報などもたくさん溢れていますが、それを前提としてきちんと心して見ていれば、このような情報もある種の判断のための材料になると思います。