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ちょっと前に、世界のスーパーコンピュータのTOP500が発表されました。一位になったのは、米テネシー州オークリッジ国立研究所のクレイ社製「タイタン」でした。昨年一位だった、日本の理化学研究所「京」は三位に落ちました。二位はカリフォルニア州ローレンス・リバモア国立研究所IBM製の「セコイア」でした。
ただし、私がこの報道で興味を持ったのは、どこのコンピュータがトップになったかではありません。記事の最後に書かれていた、これらのスーパーコンピュータがどこに何台あるかということなのです。これはあまり知られていないことなのではないでしょうか。
一番保有しているのは、やはり米国です。500台のうち251台が米国にあります。あとは、欧州に105台、アジアに123台となっています。米国が一番だとは思っていましたが、半分というのはすごいですね。これもひとつの問題ですが、私が注目したのは、別のことです。
それは、アジアの123台のうち、72台が中国にあるということです。この記事を読んだ時、あらためて中国は侮れない国だと思いました。では、わが国には何台あるのかと思い調べたところ、6月の発表では35台でした。中国の半分以下ですね。
3年ほど前、中国製のコンピュータが一位になったのを記憶していますが、それよりこれはすごいなと思います。半数を所持している米国なら別ですが、それ以外の国にとっては、結局、一位になるということは象徴的な意味でしかないのですよ。
中国もわが国も6月の発表では、ベスト10に二台ずつ入っているのですが、300番代や400番代に中国のコンピューターが多数入っているのです。要するに、中国は実をとったのです。性能の低いコンピュータでもそれらをつなげれば、大きな能力を発揮できるのです。数がたくさんあれば、同時にこなせる仕事量も増えるわけです。
中国は、一番になって浮かれているような幼稚な国ではないということです。東京スカイツリーが電波塔として世界一の高さとなった時、フランスのメディアが、高さの一番を競うなど発展途上国ならともかく、成熟した国のやることではないというような事を書いていましたが、それを思い出しました。
再び 蓮舫さんのあの言葉が響いてきます。「一番でなければいけないのですか?二番では駄目なんですか?」という声が。


もうひとつ別の話題。
先日、米カリフォルニア州でひとつの条例が可決されました。大部分の公共の場で全裸になることを禁止するという条例です。市の管理委員会による採決で賛成6、反対5の僅差で可決されたということです。
5歳以上のすべての人に対して、「性器、陰部、肛門部を露出してはいけない」というもので、すべての公道、歩道、分離帯、ポケットパーク、広場、公共交通、駅、駅構内、停留所が適用対象になるということです。しかし、海辺、ストリート・フェスティバル、パレードはOKなのだそうです。
とにかく、こんな条例ができたんだというより、今までよかったんだというのがびっくりですね。しかし、いろんなところでけっこういいみたいなのです。全裸サイクリングなんてイベントや全裸集会なんかが行われたという記事を見かけることもよくあります。何となく面白いな。