ワールドカップが始まる

いよいよワールドカップが始まりますね。ワクワクします。我が国代表は歴代最強と言われているように、確かに強いと思います。まるでヨーロッパの強国のような趣があります。監督がイタリア人のザッケローニさんだからでしょうか。ここ数試合を見ても、強さは実感できました。もちろん問題点も多々ありますが、この時点で完璧だったとしたら、そちらの方が問題ですから。
しかし、コスタリカ戦は勝ちすぎだな。ザッケローニ監督もそこまで望んでいなかったと言っていました。あの試合でコロンビアでの日本チームの評価がぐっと上がってしまったようだから。本番では各国からかなり警戒されてしまうのでしょうね。
ザンビア戦は重要な試合でした。ザンビアFIFAランキングも低くワールドカップに出ませんが、強かったですね。まあ、FIFAランキングなんてあてにならないですから。ザンビアコートジボワールより強いかもしれないなあ。本当によく日本チームのことを研究していましたね。前半の日本チームはほとんど機能していませんでした。対戦するチームは皆この試合を参考にするでしょうね。まあこちらもそれに対処するための準備ができるのですから、ザンビアには感謝しなければならないですね。


ワールドカップで心配なのはブラジルの政情不安ですね。ストライキやデモが頻発し、過激化してきています。ブラジルはかつてBRICSと呼ばれ、経済発展著しい国の一つだったのですが、問題も山積しています。ちなみにBRICSとはブラジル、ロシア、インド、中国のことです。ロシアはちょっと別だと思うのですが、他の国々は似たような問題を抱えています。急激な経済発展による歪みが吹き出しているわけです。中国は社会主義の政治体制でありながら経済は市場主義経済(資本主義経済)なのですから、歪みとかというレベルではないですね。
同じような状況はBRICS以外のトルコやタイでも起こっています。グローバル経済のもとでは一国の問題が、世界全体の安定に影響を与えてしまうのが厄介なところです。グローバル経済は市場主義経済の必然でしょうから、自業自得ということでもありますね。もちろんこれらの国々で発生している個々の事象も、市場主義経済に由来しているわけです。市場主義経済がこれらの問題を解決できないと破滅するかもしれないなあ。そうなったらグローバリズムと距離を置いているロシアの時代になるのだろうか。プーチンさん頑張れ!


とにかくワールドカップの間だけは、そういった問題を忘れて楽しみたいな。